Narrator:昔々、遠く離れた国で国同士の荒れ狂った戦争が何年も起こっていました。土地は荒らされ、荒れ地となり、専制王のせいで死んだ戦士の死体で埋め尽くされています。皆がこの戦争が終わることを願っていて、直(じき)に終わります。今日が戦争最後の日です。
King: 何故この戦争は長きにわたり繰り広げられていたんだ?何故私はまだこの大陸の支配者じゃないんだ?答えろ将軍!何故私たちがまだ勝利を掴んでいないのか説明しろ!
General:かっか、みなは このせんそうで つかれています。つみなき ひとびとがしに、まだ ちをながすことを ねがうのですか。
King: やれやれ、将軍よ、君がこの戦争を終わらせられるという意見があるのなら喜んで聞こうではないか。是非ともこの戦争の解決策を教えてくれ。
General: わかりました、ではあなたをここでしょけいさせていただきます。
King: 待て待て、合理的な理由を述べろ。自分の国の王を殺してはならぬ。
General: へいわのために あなたは ここで しななければならない。ゆるしてください。
King: 駄目だ、下がれ、私から下がるんだ!私は貴様にいつか仕返ししてやるぞ、覚えていろ! 貴様はこの手で殺してやる!
General: もし このくにのへいわの ためなのなら、よろこんで しにます。
Narrator: 専制王の死で、長きにわたった戦争に終焉が訪れました。長い年月が経ち、土地は修復され将軍の助けがあり、国に平和が戻りました。沢山の努力があり、人々は戦争の悪夢を克服し、国と国との平和が結成されました。将軍は一生を古小屋で、小さな家族と過ごしたそうです。戦争から3000年が経ちました...そして今...
Shopkeeper: ヘクター、わたしたちは てつを きらしている。わたしのために かってきてほしいのだが。
Hector: かしこまりました!もう行くところですけど、他に買って来て欲しい物はありますか?
Shopkeeper:いや、いい。
Hector: 鉄を買った後で食べ物も買って来ていいですか?
Shopkeeper: もちろん。でもわすれるな!てつがさきだぞ!
Hector: 忘れませんよ。私を信用して下さい。
Shopkeeper:バカなガキだ。なぜ そこまで いいたすけが みつけにくいんだ。さんぽでもして あたまを すっきりさせたほうが いいかもな。
Hector: 鉄を買ったことだし何処で昼飯を食べようかな?十勝豚丼いっぴん札幌北十条店がおいしい飯とやさしい店員でいいそうだけど、ピカチュウのキッチンでの食べ物も食べてみたいんだよなー。
Archer: じゃあ いこうぜ!どこで ひるめしを たべるんだ?
Hector: アーチャー!久しぶりだな!何年振りだ?一緒にレストランに行かないか?
Archer: しつれい。もしもし?はい。かしこまりました。すまんヘクター、しごとがはいった、またこんどな。
Hector: 計画を立ててみるよ。またな!
Archer: しんぱいするな。あいつは かならず しぬ。やくそくしよう。
Hector: こんにちは。一人席で。
Archer: メニューです。どうぞ。
Hector: アーチャー、ここで働いてるなんて知らなかったよ!んー、そうだなー。決めた!味噌汁一つ、ピカチュウ弁当一つと、デザートはマンゴープリンで。
Archer: のみものは いかがですか?
Hector: アイスティーをお願いしようかな、ありがと。
Archer: かしこまりました。
Hector: あれ、何で頭が痛いんだ?見える...あれは、俺?何故アーチャーが俺を見下してる姿が見えるんだ?
Archer:おわったよ。あいつは すべてを おぼえさせられた。ガスがき(効)いた。
Narrator:ヘクターは今思い出しています。彼は奮闘し始めていて、ヘクターは前世の記憶、王としての人生を見ています。彼は思い出したのに、それを信じないことにしました。彼は真実を受け入れていません。彼の記憶が頭の中をよぎり展示され、自分が死んだ瞬間をみて怯えます。真実を受け入れてからヘクターは、ただ一つの物を望み、それは誰にも、何にも止められません。物語がどう広げられるのか?話がいよいよ面白くなってきます。
Archer: おねがいだ、ころさなくてもいいだろ。
Hector:残念ながらアーチャー、お前なら殺しやすい。それと俺は殺したい。お前は死にたくないだと?滑稽だなアーチャー!貴様は病気で俺が癒しだ。貴様は汚(けが)れで俺は復讐を果たす。死ぬ前に最後に言い残すことはあるか?
Archer: ころさないでくれ!おまえは もっと りかいりょくの あるやつだろ!
Hector: 俺は謝罪を求めている訳ではないぞ、アーチャー。だから俺のお願いを聞いて死ね!俺の殺し方はゆっくりと苦痛を与える方法だ。俺の贈り物をじっくり楽しんでくれ。
Archer: おれを ころしてしまったら こうかいするぞ ヘクター。
Hector:逃げても貴様は死ぬ。貴様を殺せなかったとしても、俺は止められないぞ!貴様らを殺せる能力を更に絞り込み、強力なものとする!時が来たら俺はまた支配する!また王になって、いや、殺せば殺すほどいい!全ての人に俺に対する恐怖を植え付けられれば俺は神になれる!俺が神になれば、誰を殺そうとそれは正義となりそれに反するものは犯罪者となる!完璧な計画だ!民衆に恐怖を植え付けた時、それは俺が神として知り渡る時だろう!
Quiver: あなたは かみではなく あくまに なりたいように きこえるぞ。
Hector: 誰がなるか!ちょっとまて、アーチャー?貴様今俺が殺したはず。何故まだ元気そうなんだ?
Quiver: あなたが いま ころしたのは 私の分身だ。あなたは おれを ころせない。
Hector: えっと貴様の名はクイヴァーか?さて、俺は貴様を殺したことがあるぞ。残念ながら貴様は俺とやりあった事がない。だから嘘をついてはいけない。貴様は俺の殺し方を知らない!
Quiver: すこし アドバイスを やろう。べんきょう したほうが いいぞ。けんきゅうして じゅんびしろ。むぼうなまま あらそいに くびを つっこんでも あなたは ざんねんながら いきのこれないだろう。
Hector: それと引き換えにこちらからも少しアドバイスをやろう。俺の事を甘く見ないほうがいいと言う事だ!時々人を甘く見ると、それが裏目に出るぞ!貴様を殺してる間、俺は楽しむことと成るだろう。殺すことはなんと愉快。歴史に記されたまま、恐怖を与える物は神として崇拝される!それゆえ弱きを殺しながら恐怖を与える俺は神としての高に上ることと成るだろう!
Quiver: いまのところ あなたが ころしたのは 私の分身だけだ。わすれたわけではあるまい?
Hector: 俺は今貴様をじわじわと嬲(なぶ)り殺す方法を計画しているところだ。恐怖だけでも死ぬかもしれないぞ。
Quiver: たのしめよ ヘクターさん。ころしたり...こううんを いのる。
Hector:俺の前から立ち去るな!貴様は死ぬに違いない!これは約束するぞ!
Narrator:物語が面白くなってきましたね。ヘクターの考える能力は悪くなってきたにすぎません。そして近い将来それが彼を完全に堕落させることになります。王になる記憶と復讐心で走り狂い、ヘクターはこの世を地獄へと変えるだろう。ヘクターの破壊は彼に逆らってはならないと言う事を皆に証明するように世界を変えます。彼の狂気への没落が見られる事になります。ですが今はクイヴァーに注目しましょう。彼が面白いものを見せてくれるらしいです。
Quiver: ヘクターさんは ちからに おぼれてるようだな、だから ひけんたいには ちょうどいい。いま、このぶきを つくりおわったところだし ためそうか。いや、だいじょうぶ。うまくいくだろう。
Narrator:クイヴァーはヘクターを殺すそうですけど、どうやってやるのでしょう?彼の秘密兵器は何なのか。おっと、喋りすぎました。喋りすぎては見るわけ、理由が消えてしまいますが、もう聞いているようなので見させて上げます。
Quiver: おい トーマス、どこだ?
Thomas: 今行く!何か用か?急に怒鳴りだすなよ。失礼だろ。
Quiver: だまって このファイルについて おしえはじめろ。
Thomas: 電話しておいてくれ。私は取り込み中だ。それと君から貰ったプレゼント最悪だったぞ!
Quiver: まったく よそうどおりだな。
Thomas: 地獄に落ちろ。人に物を頼む時は優しくするべきだ。仲間には優しくしないといけない事になってるからな。
Quiver: あなたのことを まったく きにかけてない ことを みせることは できない。
Thomas: 私の仕事場から出ていけ。次はもっとましな土産をくれ。君には後で情報をあげる。
Quiver: ありがとう トーマス。このフラッシュドライブの なかみは だれにも はなすなよ。
Thomas: 君の秘密は厳重に保管する。
Narrator: クイヴァーはヘクターとの戦闘に向けて少しばかり準備しているみたいです。 物語を話すとき、あまり喋りすぎないようにすることになりました。クイヴァーが慎重に計画を練っている間、ヘクターは常に人生を変えた一つの記憶を見返していました。ヘクターを狂わせ、友を殺させた記憶。国の王だった記憶、親しき仲間に殺された王。時は満ちた。遂にヘクターとクイヴァーの最終決戦が始まりました。私たちはこの物語の終わりに近づいてきました、何が起こるのでしょう?
Quiver: ヘクターさん、いるか?
Hector: 俺はここに居る。死ぬ覚悟は出来ているのか?貴様を殺すことになった。
Quiver: わかってる。どうでもいいし どっちみち おまえは おれを いっかいしか ころせない。
Hector: 俺は貴様を許さない、その顔、俺を殺した男の顔だ!俺の友人!復讐を果たしたと思ったが、間違っていたようだ。俺が殺したのは貴様のコピー、だだの下手な模倣(もほう)。俺の心の平和を得るには、本物を殺さなければならない。クイヴァーと言ったな?今日がお前の最後だ!神の手で殺されることに感謝するんだな!
Quiver: レストランで おれが はなった とくしゅなガスで おまえは ぜんせのきおくを おもいだした。おまえは うまれかわったみ(身)、そしておれもそう。おれは おまえに さんぜんねんまえに つかえていた しょうぐんだ。おまえが しんでからすぐ、せんそうがおわった。ひとびとは かいほうされ くににへいわが もたらされた。それなのに おまえはまた それを はかいしようとしている。だから おれはおまえを とめにきた。
Hector: つまり貴様は進んで神の前に立ちはだかろうと言うのだな?農民を俺から奪ったのか?よくもやってくれたな!俺さまは王だった、それに比べて今の姿を見てみろ!俺さまはただの無用な農民だ!いや、俺さまは神だ! 神の前にひれ伏せ!
Quiver: かみだと?かがみをみて、じぶんが なにに なったのか みてみろ!おまえは かみなどではない、あくまだ。おまえは おれのことを びょうきだとか ほざいていたが それは おまえのほうでは ないのか?
Hector: 貴様が俺にした事だろ!ガスを放たなければ俺は記憶を取り戻す事は無かった!俺の友達も死ななくて済んで、全てがうまくいっていた!
Quiver: おまえには おれのせいにする しかくはない。おれは おまえに やらせた わけではないし、すべて おまえが えらんだ みちだ。おれが やったのはただ きおくを もどしただけ。おまえが きおくを うけいれることを おぼえられたら、いまの じぶんには ならなかっただろう。
Hector: 今は何かって?今は俺さまは神!そして貴様が邪魔だ!ここで死んで貰う!
Quiver: いったように、との、やってみせてください。
Hector:なら俺の前から失せて死ね!
Quiver: おれが しぬなら おまえも ともに しね!このくにを ほろぼさせて たまるか!
Hector: よくも神である俺さまに手を出したな!
Quiver: おれは たんじゅんに やらねばならないことを やったまでだ。じゃあな、ヘクター。
Hector: 駄目だ!俺さまはここで死ぬわけにはならない!俺さまの復讐はどうなるんだ?こんな事があっていいものなのか?俺さまは神だぞ!神は死ねない!駄目だ、こんな最後はあり得ない、あり得ないんだ!
Quiver: ようやく ヘクターは しんだみたいだな、したいは しょぶんしたほうが いいかもしれない。だがおれの 分身を にたい や(殺)ったのはすこし かんしんしたぞ。
Narrator:ヘクターが死んだお陰で平和が訪れ、王の生まれ変わった魂も復讐を果たすことが出来なくなりました。世界はヘクターの本当の恐ろしさを知る由もありませんでした。ですがそれが最善の結果へと繋がりました。クイヴァーは世界の平和を守るため、ヘクターが残した痕跡を全て消すことにしました。こうしてこの物語が終わりました。ご視聴ありがとうございました。
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